ICカードを種類から探す

FeliCaカード

「FeliCa」はソニー社が開発した非接触ICカード技術方式です。その特徴としては、高いセキュリティー性能を保持していること、高速データな送受信が可能であること、さらにはデータの書き換え・カード本体の再利用を可能とする環境に優しいシステムであることがあげられます。 その活用例としては、Suica、PASMO、ICOCAなどの交通系カードやnanaco、WAON、iD、QUICPayなどの電子マネー、マンション等のカードキーとしての利用など、日本国内で幅広く普及しています。当社では「FeliCa Standard」と「FeliCa Lite-S」の2種類を取り扱っております。

FeliCa Standard

Felica

「FeliCa Standard」の特徴は、「FeliCa Lite-S」と比べるとセキュリティー性が高く、メモリ容量が大きいことです。また、複数のアプリケーションの設定が可能となっており、機能性も高いこともあげられます。実際には交通系カードのSuicaや流通系カードのWAON、楽天Edyなどの決済系サービスなど、金銭をチャージする場面で多く利用されています。

FeliCa Lite-S

Felica-s

「FeliCa Lite-S」の特徴は、「FeliCa Standard」と比べるとセキュリティー性が低く、メモリ容量が小さいことです。その一方でセキュリティーや機能を最低限に抑えることで、低コストを実現しています。実際の活用例としては、社員証や学生証、ポイントカード、オフィスや研究室等のドアの解錠、勤怠管理、⼊退室管理、⼊退室メールシステムなどのシステムで活躍しています。

MIFAREカード

「MIFARE」はオランダのNXPセミコンダクターズ社が開発した、非接触型ICカードの国際通信規格ISO/IEC14443TypeAに準拠している通信技術を利用しているICカードのことで、世界的に最も多く採用され普及しています。その特徴としては、暗号機能を最小限にとどめ低機能化していることや、大量生産により「FeliCa」に比べ圧倒的な低価格を実現していることです。実際の活用例としては、タバコのTaspoカードや、入退室管理や勤怠管理システム、会員証などで活躍しています。当社では「MIFARE 1K」と「MIFARE UL」の2種類を取り扱っております。

MIFARE 1K

「MIFARE 1K」の特徴は、メモリの容量が1k byteと十分であり、またセキュリティー機能を備え、そして複数のシステムを1枚のカードで使用できる機能がついていることです。「MIFARE 1K」は「MIFARE」シリーズの中で最も普及しており、世界的にとてもメジャーであることから、高い信頼性がうかがえます。

MIFARE UL

Mifare-ul

「MIFARE UL」の特徴は、メモリ容量が64byteと「MIFARE 1K」に比べ少なく、セキュリティ機能はありません。しかし非常に安価な為、あらゆる場面で活用されています。具体的には、セキュリティー重視しない用途で用いられるケースが多く、一般の会員カードや電子チケット、販促用などです。

その他非接触ICカード

当社では「FeliCa」や「MIFARE」の他に、「Tag-it Plus」と「NTag」の2種類の非接触ICカードを取り扱っております。低コストでICカードの導入をお考えの場合は、是非ご検討ください。「FeliCa」や「MIFARE」に比べると日本国内での利用率は低いですが、利用用途によっては、より低コストで済む「Tag-it Plus」や「NTag」でご希望の条件を充分満たせることもございます。

Tag-it Plus

Tag-it Plus

「Tag-it Plus」は非接触型ICカードの国際通信規格ISO/IEC 15693に準拠しています。その特徴は、通信距離で近接型に分類される「MIFARE」や「FeliCa」などと比べて、電波が届く距離が長いことです。セキュリティーの面では劣りますが、各ブロックごとにロック可能で、一度ロックするとリセットできないため、書き換え防止機能として有用です。

Ntag

Ntag

「Ntag」シリーズはNFCタグとしての機能に特化したNFCType2に準拠したチップです。「MIFARE」と同じくオランダのNXPセミコンダクターズ社が開発した、非接触型ICカードの国際通信規格ISO/IEC14443TypeAに準拠しています。「Ntag」にはセキュリティ機能も備わっており、データの改ざんや不正アクセスから保護することができます。また、非常に安価なことから様々な場面で利用が期待されています。